2024.02.15
虫歯の原因
むし歯は、ミュータンス菌、糖質、歯の質の3つの要素が重なった時に発生する病気です。以下に詳しく説明します。
- ミュータンス菌:
- ミュータンス菌は約1μm(マイクロメートル、1/1000mm)の球状の菌です。
- 歯垢となって歯の表面に付着し、糖質から酸を作り出します。
- この酸が、歯の成分であるカルシウムやリンを溶かして歯をもろく、スカスカにしてしまいます。
- 糖質:
- 食べ物に含まれている糖質(特に砂糖)は、ミュータンス菌が酸を作る材料に使われます。
- 間食が多い人や、キャンディーやドリンクなど甘いものをよく摂る習慣のある人は、歯の表面が酸にさらされる時間が長いため、むし歯になりやすくなります。
- 歯の質:
- 歯が作られる時の環境の違いなどで個人差がありますが、エナメル質や象牙質の状況(=歯の質)によって、むし歯になりやすい人もいます。
- 特に乳歯や永久歯が生えたばかりの子どもは注意が必要です。
- 丈夫な歯を育てるためには、歯の土台を作る良質なタンパク質、歯の再石灰化のために必要なカルシウムやリン、また、これらがうまく働くためのビタミン(A、C、D)などの栄養素が必要です。バランスの良い食事を心がけましょう。
むし歯は初期から神経までの4段階に分かれ、それぞれの症状や治療法が異なります。予防には適切な歯磨きや食事管理が重要です。
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